[受注登録 - 製番展開]  


[販売管理 / Sales Mgt.] #4592
個別受注生産のお客様から、受注ごとにオーダー手配を行いたいというご要望をいただきました。そこで追加されたのがこの「製番展開」機能です。品目マスタの「管理区分」が[製番]の品目(親・子)について、受注別にオーダーを一括確定することができます。
内製・外製の変更や手配先の変更、オーダー数以上の手配など、所要量計算機能よりも自由度の高い調整を行うことができます。
所要量計算機能が付かない「販売管理用プラン Si」でもご利用いただけます。

受注リストの中で、未完了でかつ管理区分が[製番]の品目の行に「展開」列にチェックボックスが表示されます。オーダー確定をしたい受注にチェックを入れて、「製番展開画面へ」ボタンをクリックします。
「製番展開」画面に移ると、チェックを入れた受注品目のオーダー状況が表示されます。受注品目に構成が組まれている場合は、その構成が展開されて子品目も表示されます。(ただし、展開の対象になるのは管理区分が[製番]の品目だけです。子品目に管理区分[MRP]の品目が紐付いて構成されている場合、MRP品目分については別途、[所要量計算]を実行してください。)

受注製番ごとに、各品目の「必要数」、「手配済数」が表示されます。「必要数」から「手配済数」を差し引いた数量が、自動的に「オーダー数」に表示されます。また、[品目マスタ]で登録されている「手配区分」と「標準手配先」が表示されます。手配区分が発注や外製の場合には、[品目マスタ]で登録された「購入単価」が表示されます。
「手配日」と「納期」は、[品目マスタ]に登録された「安全リードタイム」、「リードタイム」に基づいて、受注納期から逆算した日付が表示されます。
受注品目に構成が組まれている場合、子品目の「手配日」は、親品目の「手配日」から「安全リードタイム」、「リードタイム」の日数を遡った日付になります。ただし、製造能力に応じたリードタイムの自動計算には対応していません。[品目マスタ]の「リードタイム」が空白の場合は[0]日で計算されます。
「手配日」をすべて当日にしたい場合は、「手配日を当日にする」にチェックを入れます。また、受注納期から、[品目マスタ]の「安全リードタイム」、「リードタイム」の日数を遡った日付が受注品目のオーダー「手配日」になります。
「備考」欄に入力をしておくと、確定されたオーダーの備考にそれが引き継がれます。 これらの項目を必要に応じて変更し、確定にチェックを入れて「一括オーダー確定」ボタンをクリックします。これにより、手配区分に応じて製造指示書、外製指示書、注文書が、受注製番で紐付けされた状態で自動登録されます。
一旦 確定後も、オーダー数が手配済数に達するまで、複数の手配先にオーダーを発行できます。また、オーダー数が手配済数に達するとグレーになりますが、それでもオーダー数を入力すれば追加の手配をすることもできます。

[受注登録 - 製番展開] 画面 の項目

項目 概要説明 入力方法 必須
[画面ヘッダ] 部分
手配日を当日にする ボタンをクリックすると本日の日付で[手配日]を設定します。 ボタン 任意
[リスト] 部分
製番 受注登録後に割り振られた固有の製番です。(品目マスタ[管理区分]製番で設定されているものが対象です。)納品まで、この製番で手配されます。所要量計算で展開された構成下位のオーダーには、受注登録で自動的に付与された製番と同じ番号が付与されます。 表示のみ 任意
階層 構成表マスタでの階層レベルを表示します。受注された[親品目]は 0 になります。ここに表示されるのは[管理区分]製番の品目だけです。 表示のみ 任意
確定 製番手配のオーダー発行を確定する行に、チェックを入れます。 チェックボックス 必須
品目コード 品目マスタに登録された[品目コード]を表示します。 表示のみ 任意
品目名 品目マスタに登録された[品目名]を表示します。 表示のみ 任意
必要数 受注製番ごとに、受注数と構成表マスタの員数に基づいてその品目を作るのに必要な数を表示します。 表示のみ 任意
手配済数 この製番ですでに手配がされている数を表示します。最初は0を表示します。 表示のみ 任意
オーダー数 [必要数]から[手配済数]を差し引いた数量が自動的に表示されます。変更も可能です。 数値入力 必須
手配区分 品目マスタで設定した「手配区分」を、このオーダー分だけ変更することができます。状況によって「内製」と「外製」を切り替えて手配することもできます。 ドロップダウン 必須
手配先 オーダーする品目の「手配区分」が「発注」あるいは「外注」の場合、手配先を選択します。品目マスタで登録されている手配先がデフォルトで表示されます。必要に応じてその他の手配先も選べます。 拡張ドロップダウン 任意
オーダー単価 [手配区分]発注外製の場合には、品目マスタで登録された金額に基づいて特定された購入単価*を表示します。
* 購入単価特定ロジックに基づいて特定された単価。[購入単価1-3]で設定された金額になります。
数値入力 任意
金額 [オーダー数][オーダー単価]を掛けた金額を表示します。 表示のみ 任意
取引通貨 通貨マスタで登録された[取引通貨]を表示します。 表示のみ 任意
手配日 受注納期から品目マスタ[安全リードタイム] + [リードタイム] の日数を遡った日付となります。
受注品目に構成が組まれている場合、子品目の[手配日]は、親品目の[手配日]から[安全リードタイム][リードタイム]の日数を遡った日付になります。ただし、製造能力に応じたリードタイムの自動計算には対応していません。品目マスタの[リードタイム]が空白の場合は 0 日で計算されます。[手配日]をすべて当日にしたい場合は、画面上部の手配日を当日にするにチェックを入れます。
日付入力 必須
オーダー納期 受注納期から品目マスタ[安全リードタイム]の日数を遡った日付となります。 日付入力 必須
オーダー備考 この項目に入力したものは、確定されたオーダー(製番展開、製造指示書、注文書、外製指示書)の備考にそれが引き継がれます。
製番展開画面で、受注品目(階層が0の品目)の場合、「受注明細備考1」の内容が初期表示されます。
文字列入力 任意
[検索条件] 部分
表示条件パターン 表示条件の設定を保存しておくことができます。 ドロップダウン 任意
品目コード/名 品目マスタに登録された[品目コード][品目名]から絞り込むことができます。 文字列入力 任意
オーダー手配済 オーダーが手配済みのものを表示するかしないかを選択します。 ドロップダウン 任意
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